ドイツ・スイス旅行④

続いては、世界遺産ヴィースの巡礼教会。
農家の夫人のマリヤさんが、シュタインガーデン修道院の修道士が彫った「鞭打たれるキリスト」を譲り受け、毎日熱心に祈りを捧げた。すると、木像の顔に涙のようないくつかの雫が発見されたそうだ。
教会ではこれを奇跡とは認定しなかったが、この噂は「ヴィースの涙の奇跡」として広まり、巡礼者が農家に集まるようになったという。
新しい教会の建設が必要となり、高名な建築家のツィンマーマン兄弟に委ねられた。
1754年に完成し、1983年にヴィース教会は世界遺産に登録された。

教会も中は、きりっとした磨かれた雰囲気が漂っていた。
信者でなくても、ここで祈ることで身が清められるように感じた。
外観は素朴な雰囲気。
その内部にはロココ調の最高傑作と言われる身廊と内陣が広がっている。
バスの車窓かもドイツの古都の可愛らしい街並みが楽しめた。

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